「便秘には食物繊維」とよくいわれますが、野菜をたくさん食べているのにスッキリしない…という方も少なくありません。
実は食物繊維には「水溶性」と「不溶性」の2種類があり、それぞれ働きが異なります。この記事では、食物繊維の種類と理想のバランス、腸活に役立つ上手なとり方を解説します。
食物繊維は、人の消化酵素では消化されず、小腸で吸収されずに大腸まで届く食品成分です。便秘の予防などの整腸効果だけでなく、血糖値の上昇を穏やかにしたり、血中コレステロールを下げたりする働きも明らかになっています(厚生労働省 e-ヘルスネット「食物繊維」)。
また、食物繊維は大腸で腸内細菌によって発酵・分解され、ビフィズス菌などの善玉菌のエサになります。腸活に食物繊維が欠かせないといわれるのは、このためです。
種類
主な働き
多く含む食品の例
水溶性食物繊維
水に溶けてゲル状になり、便をやわらかくする。善玉菌のエサになりやすい
海藻(わかめ・もずく)、もち麦・大麦、オクラ、納豆、りんご、アボカド
不溶性食物繊維
水分を吸ってふくらみ、便の量を増やす。腸を刺激してぜん動運動を促す
ごぼう、きのこ、豆類、おから、玄米、さつまいも
不溶性食物繊維は便のかさを増やして腸を刺激し、排便をスムーズにします。一方、水溶性食物繊維は便に水分を保ってやわらかくする働きがあります。どちらも大腸で善玉菌のエサになります(健康長寿ネット「食物繊維の働きと1日の摂取量」)。
一般的に、水溶性と不溶性は「1:2」くらいのバランスが理想といわれています。大切なのは、どちらか一方に偏らないことです。
たとえば、コロコロした硬い便が出る方がごぼうや豆など不溶性の食品ばかりを食べると、便の量だけが増えてかえって出にくくなることがあります。その場合は、海藻やもち麦など水溶性の食品と、十分な水分を意識してみましょう。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、食物繊維の1日あたりの目標量を次のように定めています。
年齢
男性
女性
18〜29歳
20g以上
18g以上
30〜64歳
22g以上
65〜74歳
21g以上
75歳以上
17g以上
出典:健康長寿ネット「食物繊維の働きと1日の摂取量」(日本人の食事摂取基準(2025年版)より)
この目標量は、本来望ましいとされる1日25g以上と、現在の日本人の摂取量との間をとって、実現しやすい値として設定されています。つまり、多くの方にとっては「今より少し多めにとる」ことが目標になります。
なお、サプリメントなどで食物繊維をとる場合は、とりすぎるとお腹がゆるくなったり、ほかの栄養素の吸収を妨げたりする可能性があるため注意が必要です。まずは普段の食事からとることを基本にしましょう。
食事を工夫してもなかなか変化を感じられないときは、お腹の緊張や冷えが関わっていることもあります。リナーシェでは、お腹をやさしくほぐす腸もみと、日々の食事のアドバイスで、無理のない腸活をサポートしています。
※当サロンの施術はリラクゼーション・美容を目的としたもので、医療行為ではありません。持病のある方や食事制限を受けている方は、食事を変える前に主治医にご相談ください。
腸美容エステ リナーシェ
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